これ、うちでは普通なんですけど
ある青年が、初めて彼女の家に招待された、
彼女は、女性ばかりの姉妹三人、末っ子
だ。
お母様も美しい、ここのお父様は大変だろうと
本能的に思ったという、
真夏の盛りで、スイカを出してくれた、出された
途端、姉妹たちが群がった、何という景色だと
彼は思った
遠慮会釈もない、当たり前だろう自分の家だ!!
でも俺も居るんだと彼は思ったに違いない
その内信じられないことが展開し始めた、
スイカは忽ち無くなり(彼も御相伴に預かった)
白い内側を残したスイカの残骸が残っていた
のだが
そこに驚異の景色は展開を始めたのです!!
何と、それをスリスリと、姉妹たちそして彼女が、顔に
擦り付け始めたのでした!!
そしてお母様まで、すりすりと(笑)
☆絵はお借りしました、このようにサラっと描きたいと。
ああ、なんということだと、でもこれがこの家の
文化なんだと、多分、スイカが出される度に、
こんな景色が展開されるのだろう
唖然としながら見ていると彼女が言った
ニヤッとしながら
これ、うちでは普通なんですけど・・・・と
その家、家々の、独特の風習があるだろう
人は出逢い、そして愛し合い、でもそこに留まらずに
それぞれの街を愛し、そしてそれぞれの家族を愛する
でも、愛する前に沢山の驚きを越えて行かねば
成らないのだろう
それこそ、スイカをスリスリすることに代表される
ような、驚きの習慣を経験し受け入れる
彼は考えた、うちはどうなんだろうと、うちの常識は?と
考え始めたことは間違いない
でもなあ、誰もスイカをスリスリはしないよな、と
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