誰の心にもきっと住まう タンギー爺さん
突然タンギー爺さんで、何が何やらですね。
このタンギー爺さんは、原田マハ著「たゆたえども沈まず」に
登場する、画材屋(画商)さんです、モンマルトルの丘の脇で
営む画材屋さん、そこには当時の印象派の画家
達が集まったと
(この物語はゴッホと弟テオの話です、ご興味ある方はどうぞ)
貧乏な画家の卵達が、どんなにかこのタンギー爺さんに
助けられていたかと、ゴッホを主人公にしたこの小説に
描かれています。
☆ゴッホ、タンギー親爺の肖像、親のようなという意味なんですね、爺さんでは無いです。
(画像はネットからです)
なんと優しい目、ゴッホの絵にしては珍しいと思う反面、
ゴッホは感じたままを描く人、そういう意味では
心底優しい方だったのだと感じます。
この方が居なかったらゴッホはこの世に出て居ないかも
知れません、恩人の中の恩人だと、
タンギー爺さんの背後を、当時彼が憧れた日本の浮世絵で
飾ったのも、彼の心内が現れていると感じます。
さて、誰の心にもきっと住まうタンギー爺さん、私はそう
思う一人です。
親から離れた大人子供達は、この社会という荒波に漂う
木の葉のようなものと感じます、その木の葉は放って
置けばすぐにでも沈んでしまうのです。
でも、それをそっと救ってくれた大人達がいる、心に手を
当ててあの青春時代を思い返せば、そんな大人達を
思い起こすのではないかと
あの爺さん、親切にしてくれたとか、あの人が居なかったら
俺、今の人生を歩いて居ないよなとか
絶対に居ますよね、誰にでも
タンギー親爺は
ふと、そんな風に思えたのです、ゴッホの歴史を辿りながら
人生って面白い!!
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