水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

何を大切に生きるのか

★ネットの写真を借りました、これはワザとと思います(笑)



自分の人生で、何を大切に生きるのか、出生前診断という記事を見て、そのことを強く感じました。



優香さんは超音波検査の1カ月後、さらに詳しく調べるため、出生前診断の一つ「羊水検査」を受けることにした。そしてダウン症が確定する。出産に迷いはなかったのだろうか。夫の伸さんは振り返る。


「ダウン症であれ何であれ、僕と嫁の子ども。『ダウン症だからうちの子じゃない』なんて全く思わなかった。元気に生まれてくるんだったら、生まれてきてほしいし。ただ(育児で)大変になるのは嫁。『産んでもらってええか』という話はしましたね」


優香さんはこう言う。


「おろせって言われたら、そういう人とは(夫妻を)やっていきたくないと思ってたんですよ。(夫は出産に)すごく前向きだったので、『ちゃんと助けてね』って。話は5分くらいで終わりました」



この記事は、ダウン症の子と分かっても、夫婦でこの子を育てようと何の迷いも無かったご夫婦の言葉です。


でも、現実の出生前診断では、このようなご夫婦ばかりではないのが実態です。かなりの確率で赤ちゃんはおろされているのです。



何も分からなかった時代には、生れたらダウン症の子だったと、でも今は、事前に分かる方法があり、それをむしろ国は推奨しています。


でも、人生は分からないから良いという世界から、分かってしまう世界へのシフトをされた時、私たちの悩みはより深まるしかないでしょう。


上記のご夫婦は、さらっと書かれている記事からだけでは、想像出来ない程悩まれたのかと感じます。



出生前診断、分からなくても良いことがわかるという診断なのか、それは診断を受けようと思うご夫婦の動機の問題ですね。


ともすると私達は、写真のように、ゴム草履に鍵を掛けて大切にしてしまうようなこと、知らぬうちにやってしまっているのかも知れないと思った、検診日の朝でした。