空のコップに水を注ぐように 水彩画
そこは不思議な空間だった
私は今日、東洋医学を学ぶお医者の前に座っていた
このお医者さん、以前は西洋医学の外科医だったと
その経歴に書かれていた
あの~先生、と、私
私は、この6年の経緯を話しました、私は話しながらその先生の
醸し出す空気を感じて居ました。
よくもこんな私の詰まらない話を、じっと聞いて下さっている、それだけ
でも私は嬉しかったのです。
6年の間、心の格闘をして来たこと、6年前に末期の癌と診断され、
あと二年の寿命と言われて、くさり落ち込んだこと、
でも会社が大赤字でこのまま死んでしまった方が楽だと思ったこと
でもまだ今も生きている、仕事も出来ている、いつの間にか会社が
再生して来たことを、話し続けた私でした。
それはまるで、空のコップに水を注いでいるようでした。
コップが空だから、水はどんどん入って行きます、当たり前です、
私の話が、どんどん先生の身体に入っていってるんじゃないか
と私は錯覚しました。
これが、話を聞いて貰えたかという気持ちかと、
何という解放感だろうと
私はそれだけで、来てよかったと思ったのです。
☆コップの絵を探したのですが・・・・水差しとコップたち(^_^.)
大学病院の主治医は、忙しさもあるのでしょう、何にも聞いて
はくれません、何か質問するとすぐに遮ります、聞き飽きて
いるのでしょうね。
最後に一言、東洋医学の先生はおっしゃいました、私の話を
さんざん聞いてくれた後です。
あなたの癌は、休んでいるんじゃないですか、これからは
分かりませんが、ずっと休んでいる人を私は知っています、
確かその人はステージ4と診断された人でしたね、
何故休んでいるのかって?ですか、それも分からないですね、
でも多分それは、心穏やかになったからですかねえ
東洋医学では、人の心の状態が一番大事と思っているんですよ
心穏やかといことは、心が整っていること
結果、身体も整うのですね、と
これからこのお医者さんに通おうと、
そう決意した私でした(*^_^*)
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