水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

死を見つめる心(番外編)

まおさんが、天国の人と成りました。心よりご冥福をお祈り致します。


結構ショックでした、ああやはり人は死ぬんだと、感慨深かったのです。そして彼女は私と同じ(聞く限りですが)、ホルモン療法をやって居ました。性こそ違い、ホルモン療法が目指す所はそんなに変わらないのだと理解して居ます。



男のホルモン療法は、男性ホルモンを制御する、女性の療法は多分女性ホルモンを制御するのだと思います。


私の癌は、男性ホルモンが大好きなんです、ゴジラが原子力発電所が好きなようなものですね。男性ホルモンで成長する癌、それならその男性ホルモンを止めれば良い、そういう訳です。


でも、世の中そう甘くは有りません。男性ホルモンを止められた癌は、暫くの間ショボンとして大人しいのですが、いつしか癌自身で、男性ホルモンを作り始めるのです。こうなると、打つ手なし、これが現代医学の限界です。


まおさんは、多分、抵抗性の乳がんとなり、早いうちに転移が始まったのかと思います。そうなるとアクセル全開のスピードとなるのがこの癌です。乳がんは、首から上に転移しやすいと聞いて居ました。


今日私は、涙が止まりませんでした、他人ごとでは無かったから、それは分かりません、でも彼女は34歳、私の半分以下です。何で、という想いが拭えきれませんでした。


まおさん、貴女を誰も忘れませんよ、いつまでも心の中で生き続けます、それはお子達の心の中、ご家族の心の中にです。


いつまでも・・・・いつまでも



失礼しました。