水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

一人で生きる

どうやらベストセラーらしい、伊集院静氏の本です。


巻頭言にこう書かれていた。


人は誰しも孤独な時間を生きる
そして自分が何者かを知る
本当の自分と出逢うことを幸せと呼ぶ


と、書いてあります。


この三行、一番目はそのまま、そうだなと思いました。




私は病になり、どうしようもない孤独を覚えました。それは家族に愛が
ないということでは無いです。家族は私の病を心配し、ことあるごとに
陰で涙を流してる、そう感じます。


その心に私は、申し訳なさと、感謝しか有りません。


でも、孤独なのです、死期を感じる人生は多分誰でも孤独だと思います。
しかしそれは不幸なのでは有りません、多分、心の不均衡なのでしょう。



二行目、そして自分が何者かを知る・・・・、ですが


これは人によるのでしょう、余命を受け、私は自分をただ好きに成りまし
た。ここで嫌ったらいつ好きになるのか(笑)、そう思ったからかもしれま
せん。



三行目、多分これが、伊集院氏の言いたいことかと感じました。


お釈迦様も、キリスト様も、賢人と呼ばれる人々も、これが目的だと、
人生の目的だと、言っているのではないかと、私は思って居ます。


本当の自分と出逢う、それが幸せなんだと。



面白いですねえ、本当の自分て何でしょうかに始まり、実は多くの人が
本当の自分には出逢ってはいない。


何故でしょう、それは、多分沢山の鎧をまとってきたからと思います。


自分の人生を守る為に、まとった鎧は、どっこい、自分が自分を見失う
鎧となったのかも知れません。


でもまとった鎧はなかなか脱げないのです、しかしそれを脱がせたのは
私の場合は、余命を告げられた病だと思います。



ではそんな病にならないと、鎧は脱げないの?って疑問が湧きますね、
でも、それぞれの人生の転機において、もう鎧は暑くて脱ぎたいと思う
時は、必ずあるかと思います。


上から目線になったかも知れません、失礼しました。