水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

命考  水彩画

以下、癌だの命だのと書いています、そういうのは敵わない
という方は、どうかスルーして下さい。



初めて抗がん剤を勧められた


昨日の一カ月検診日、確か77回目の検診日


抗がん剤かあって、頭の中を巡っているこの気持ちは
何だろう


☆九品仏の秋(以前描いた絵)、もうこんな季節ですねえ!(^^)!



そもそも私の病は、初めて入院した時から余命宣言付だった


施す方法は有りません、延命措置だけですとさらっと言われた
あの記憶


その延命措置が「ホルモン療法」というやつ、


これも考えて見れば有り難いもの、何故なら、それこそ世界中の
同じ病の患者のデータが判断の基礎となっているから


それが標準療法というもの、沢山の犠牲の上に成り立った方法なんだと



そして知ったこと、この癌は、抗がん剤があまり効かない
ということも


最初に言われたことを思い出している、あの施しようがないというあの言葉
それには、抗がん剤も効かないとのことも有ったはずなんだ


でもその抗がん剤という言葉が、あらから6年以上過ぎて、同じお医者から
発せられた


う~ん、覚えていないのかなお医者さん、それとも~~



それはともかく、


命ってなんだ?って、考えていた


命って、今生きていること、命ってなんだ?って考えていること
全部が命なんだろう


その命は、ずっとずっと繋がってきた、嫌で嫌で仕方が無かった自分自身
も同じ命、50歳から創業して25年過ぎたその私も同じ命、
絵を描きながら苦しんでいる、その私も同じ命、


もっと違う表現が有るはずだと模索する命、今までの私でなく、
新しい私が欲しい!!って思っていたら、


こんな言葉がブログのお仲間から贈られてきた


真っ新に生まれ変わって
人生一から始めようが
へばりついて離れない
地続きの今を歩いているんだ


(King Gnu 常田さんという方の歌詞)



私という人生は、そこからどんなに離れようともがいても、へばりついて
離れない人生というロードの上にいる


それはずっとずっと続いて来たんだと、認めろよ、お前はお前なんだって
本当に受け取れた時、やっと少し安心するのかも知れないよ、と


ちょっとざわついてた心が、今は穏やかです、ありがとうございます!!



人間、他人の人生は生きられない、自分しか生きられない


それが「命」なんですね、命とは生き続けた自分自身のこと


大事にせねばと、ちょっと抗がん剤も頭に浮かびました(ー_ー)!!