故郷の山に向かいて言うことなし
妻の故郷に聳える(と言っても低い、右の山です)御浜富士です。
45年くらい前に、この故郷を私は父母と訪れました、妻を娶る為です。紀州熊野から更に山に入った所です。
田舎者の親父が、何て田舎なんだ!!と、名台詞を吐きました、それくらい田舎でした。
お袋は、妻の祖母に連れられて山に入り、松茸狩りを堪能しました。私はこっそりと抜けだし、夕方暮れるまで、わらび取りに夢中に成りました、山中わらびだらけで、誰も取らないのです。田んぼの畦にはセリが一杯でした。
それにも私は夢中に成りました、そして母屋に持ち帰ったら、東京の人は「草」も食べるのかと大笑いでした。都会では味わえない田舎の素晴らしさも、田舎に長年暮らせば、何でもないものなのです。
そんな私のこっけいな姿を、ずっと見て居たであろう御浜富士、今でも変わらずにこの故郷を見つめているでしょう。
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