水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

いかに生きていかに死ぬか 神に口なし人を以て言わしむ


1000人を看取った緩和ケア医、45歳の死 がんに侵されながらも「自分らしさ」貫いた最期の日々


これはヤフーの記事からです、ご覧になられた方も多かろうと思います。


そしてまた、面倒なことを書いています、どうかご興味ない方はスルー下さい。



この動画の主は、お医者さんです、それも末期の癌と向かい合う緩和ケアのお医者さん
です。


でも、そのお医者さん自身が肺癌となり脳に転移しました、そして彼は
自らの死を悟ったのです。


この動画は、脳転移が分かった後に、彼自身が自分のお別れの時には、
自分で挨拶したいと、生前に撮られたものです。



自らも受ける抗がん剤治療、その抗がん剤治療を受けながら、出来うる
限り、患者の診察を続けて来ました。


抗がん剤の苦しみの中の患者さんに、お苦しいでしょうと声を掛ける彼は
本当にその苦しみを知っているのです。



三年前に私は、九州は佐賀に行きました、旧来の友人が肺癌となり脳に
転移したと聴き、駆け付けたのです、でも、何も出来ませんでした、
ただただ見つめるだけでした。


ガンマーナイフという治療、脳の奥深くに棲む癌に放射線を照射する治療
を受ける彼、彼もこのお医者のように、その姿を、SNSにアップして
居ました。


頭が絶対に動かないようにしっかりと固定されたその姿は、決してかっこよい
ものでは有りません、物凄く苦しいものなのです、でもその姿で彼は
ニコッと笑っているのです、


これからガンマーナイフです~~~って、Vサインしながら、頑張りま~す
って、


でも、私が駆けつけた時に彼は、私達(他の友人達)をぼーっとした目で
見つめるだけでした。放射線はそのターゲット以外にも届いてしまう
のです、いくら固定しても、難しいのです。



このお医者さん、あの世に召される一カ月前まで、患者の治療に専念して
いたそうです、耐えがたき病の中で、それでも自分の生き方を全うしよう
とするその姿は、多くの人達に響いたのです。


いかに生きいかに死ぬか、これは故アルフォンスデーケン先生(上智大)の
言葉です。


そして人間は、最後まで成長出来ると言葉を残されて居ます。



お医者は45歳、お若いお若い神の使者と感じました、早く帰っておいで
と、呼ばれたのでしょうか、


神様、そうだとすればあなたはムゴイ!!と、思わずにはいられません。



でも、でも、神に口なし人を以て言わしむ


そうなのですね、神様