水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

育ったなあ、

そしてありがとな。



家の玄関口のほんの僅かな場所に、鉢植えを並べ始めたのが8年前でした。


8年前に、引っ越してきたのです、前の家から。


その前の家に有った鉢植えも、同時に引っ越しました。それらを玄関前に鎮座させました。


中心を成してしるパンジー達は、昨年末に苗を植えたものです、当たり前ですね(笑)、左奥のクンシランは、今年初めて咲きました。


この花々を見るたびに思い出すのは、追い立てられるように引っ越した8年前のことです。裁判で判決が出て、結果、家を売り、銀行に返金せねば成らない事態となったのです。


でも前の家は、立地の良いところに有ったお蔭で、売ることも出来、差額で小さな家も買うことが出来ました、大変有り難かったです。


しかし、その原因と成った会社は、それ以降も赤字が続き、この家も銀行の抵当に入りました。


何という現実、でも、前を向くしかないと、あの坂本竜馬の言葉では有りませんが、同じ倒れるなら、前を向いて倒れようと、そんな気持ちでした。


新会社創業して12年目の秋のことでした、そしてその6年後から会社は黒字に転換し始めたのです、それが平成28年です、3年前です。


間もなく令和元年ですね、会社も命も、家も家族も、総倒れだと覚悟していたのですが、神様は優しくも厳しく、もう少し苦労しなさいと、更なる試練を与えたのかと受け取りました。


この玄関前に立ち、水やりをする時、水に混じる涙と共に、このことを思い出します。


ありがとう花さん達、もう少し頑張りますね。