たまには仕事
おしゃれな婦人服、ちょっと変わったデザイン、
お客様今は努力されて、こういったデザイン服
までご自分で洗われるのです。
でもこのような服は単品の手洗いで洗って欲しかったです。
結果、胸と袖先に移染が起きてしまいました。
さあ、どうするか?
お客様の悲しそうなお顔を見ながら、何とかせねばと鉢巻をしました(ー_ー)!!
生地は綿、男性もののようなワイシャツデザインのロングブラウス
スソの両サイドに、プリーツが縫い込まれています、おしゃれです。
移染処理は、付いた色だけ取り除くのですが、なかなかそうは問屋は
卸しません。血を抜かずに肝臓だけ取れますか?とお医者に聞くよう
なことに近いかも知れません。
先ずは、基本の色から色が出ないかと、確かめる作業から入ります。
そして色が動かないことが分かったら、移染処理開始です。
この処理では、お湯を90度以上に上げますので、それに耐えられる
か、それも慎重にせねば成りません。
良かったです。
付いた色だけ、抜けてくれました。下の写真、向かって右側に
新たに変色が産まれています。恐らく、汗の残骸でしょう。
これは別の処理とすることにしました。
この服、染色が堅牢でしたので、色も滲まずに済みました。
良かった良かった、本当は余りやりたくない仕事の一つです、
でも、取れて良かったです。
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