水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

思い出を綴ります 人生でたった一回のヒーロー!!

小学校の思い出、でもあまりにもおぼろげなので、
創作半分となるでしょうね。


小学校5年でしたか、音楽の先生に呼ばれて
学芸会で歌わないって?


何のことやら分かりません、俺歌なんて歌えたっけ
その程度の意識でした。


それを家で話したら、ちゃぶ台をひっくり返すような
大騒ぎで、これって何だろう、でした。



大川先生、このお名前今でも忘れることは有りません。


何でも、合唱している時に私の声だけ聞こえると言うのです。
歌って見なさい、その歌は「野ばら」でしたか、
楽譜もなにも知りません、ただメロディを教えられて
私の歌の訓練は始まったのです。


わらべはみたり 野中のバラ~(シューベルトでしたね)


先生に言わせると、私の声はいわゆるボーイソプラノで
あなたに歌わせたいって、先生の方の気持ちが強かった
のです。



ぶちぬき教室って知って居ますか?体育館なんてない小学校
での学芸会は、教室の壁を取って、3教室くらいを繋げた
ような会場で行われました。


もしかしたら人生で(大袈裟ですねまだ11年しか生きて居ない)
一番緊張したかも知れません、私は初め、合唱で歌うんだと
思って居ました、でもそれは違いました。


独唱だったのです、物凄い緊張感でした。


1年から6年まで、何人の生徒が居たのか、それも定かでは
ないです、ジャガイモと思え!!って、無理ですよね。


私より緊張していたのは先生であり家族だったかと思います、
でも残念ながら、どう終わったのか覚えては居ないのです、
良かったのか悪かったのか、今はもう幻です。


人生、たった一回のヒーロー!!だった・・・、そうだった
のかも知れません。


それからどれくらいか、ウイーン少年合唱団の「野ばら」と
いう映画を観ました、主人公が野ばら、歌って居ましたね、
上手いなあって、ほんの少しあの頃の自分と重ねました。


★野ばら、映画のワンシーン、ネットからです。真ん中が主人公で、いじめられ
ます、彼の歌う野ばらは圧巻でした。



十数年後のクラス会、大川先生が出席されました。


先生にご挨拶すると、???でした、分からなかったのです。


声変わりした私でした、ああ、〇〇君?、どうしちゃったの
その声!!って、


先生、それは無いよ!!、でしたね。




今は全て思い出です、随分脚色演出したかも知れません(笑)