水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

ジョハリの窓から

心理学者のジョセフ・ルフト(Joseph Luft)氏とハリントン・インガム(Harrington Ingham)氏の両名によって1955年に考案された概念




ご存じの方も多いと思います、昔は社員研修、学生たちの討論の
材料ともなりました。


ふとこの窓を思い出しました、自己イメージに疑問を感じたからです。



それは、右上の盲点の窓と、左下の秘密の窓、の違いです。


他者が見ている自分と、自分しか知らない自分、これが私の場合
100%、違っていると思ったのです。



何故だろうか、そうか、それだけ私は、自分を装おうとしている
のだろう、と。


でもなあ、装いなんてすぐにばれる、ちゃんとよそ行きで出かけた
のに、靴下に穴が空いていたなんてことはある。


どんなに装おうと、自分の「素」は出てしまうのだろう。


他人からはバレバレな訳で、装うことが、ちょっと馬鹿らしくなった。



私達は普段、第一の窓で暮らしている、安心の窓の世界です。


そしてひたすら、第二の窓を隠さんとしているのだろう(私はです)
でもその行為は空しいのだと、第三の窓がそれを語っている、
他人はお見通しなんだと。


このブログの世界は結構怖い、当人同士は他人という、
それも一度も逢ったこともない同士が、語り合っている世界
なのだから


逢って話せば隠せるものも、全然そうは行かないと思った。



それにしても大事なのは、第四の窓かも知れない。


他人も自分も知らない自分、いったいそんな世界があるのか
も知らないのだが、あの心理学者ユンクの言うこれが


潜在意識の世界なのか


海に浮かぶ、目に見える氷の塊、実はその8割は海の中に沈んで
いる


これが潜在意識とすれば、その力は強大なのだと感じる。


でもなあ、この第四の窓、磨きようがないよなと、
ふと身体の底から湧き上がってくる奇妙な高揚感、
これも第四の窓の世界なのかと


病を告げられて心底落胆する心もそうなのか
心にカーテンが引かれたような心、これを取り去る難しさ
それもこれも第四の窓の力かも知れない



四季の彩りを浴びて、何と美しいと思う心、
この飛び込んでくるような感動は多分、潜在意識が
もたらすものなのだろう


何億年もの記憶の倉庫、それが潜在意識と聞いた
それらが蘇るスイッチを磨かねばと、思った。



私達の命は、連綿と続いているのだと、ふと確信したのでした。