水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

舟を編む から

こんな題名の映画が有りました。


最初意味も分からず、でも、作者の想いを聴いている
内に、そうなんだと、思ったのです。


これは辞書に関わる人達の物語です。


新しい辞書の編纂を、大海を渡る舟に例え、海を編み
ながら進む舟を辞書の編纂に重ねたものなのですね。


舟を編む、それは大海を編みながら進む舟、そうやって
辞書は創られ、改定されて、いつもその時代を映す鏡
となれ、と。


☆以前に掲載した、鋸南の海岸です。この海のずっと向こうはアメリカですね(笑)



こんなラジオ放送をして居ました、あなたの家で、
重いものって何ですか?と


出ました出ました、殆どが「辞書」そして「家庭の医学」
というこれも辞書と言えば辞書ですね。


重くてでも、捨てられないもの、そして暫く開いたことも
ないものと、散々でした。


今は有りますね便利なものが、それが電子辞書、広辞苑
大辞林、等々、いくつもの辞書が全部入っている機器が
、スマホのアプリにもあるでしょう。


これは駄目だと、もう誰も振り返らないですね、
重い重い辞書には・・・・、



アナログで重いだけの辞書、でもそこには「舟を編む」
ような辞書の航海日誌が閉じ込められている


人の歴史が閉じ込められている、それに向かい合い
ページをめくるとプーンと紙の匂いが上がってきて
そして関わった人達の想いも上がって来ます。


人は誰でも必ず歳を重ねる、その一人一人のページ
をめくると、同じようにその人の人生の香りが
漂うのかと思います。


私達団塊の世代が70歳を過ぎ、付きあいづらい
老人達が溢れて居ます、そのページをめくろうなんて
思う若者は少ないのです。


でも、めくってみると面白いですよって言いたいのです。


そこには舟を編むような人生のニットが広がっている
のかも知れませんから!(^^)!