水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

後輩の決意

ある後輩から、メールが来ました。


彼は同業者でもあり、でも、この所連絡は有りませんでした。
私は自分の病のこともあり、少し彼とは縁遠くなって居ました。


先輩、会社たたむことにしました。
あ、すみません、お元気でしょうか・・・・、


なんて感じで始まったメールは、長い長いものでした。


彼の会社は、店舗中心でやっています、その為に
お客様が品物を持ってきてくれないと成り立ちません。


しかしこのコロナで、お客様が来なくなったのです。


頭をいくら抱えても何ともならない、9店舗ある店は
お客様が来なかろうと、パートさんを常駐させている


この状況が続き、ついに9月頃にこれは駄目だ!!と
閉店の決意をしたのです、と。



そうかそうなんだ、実際、コロナが蔓延してから、
お客様を迎えて商売になる仕事が多く、打撃を受けて
いる、ゴーツートラベルなどの方針を観ても
それは明らかです。


何とかお客様を呼び戻したいとあらゆる努力をする、
でも、限界を感じるのです、いらっしゃらいないお客
を戻すことは難しいと。



それは、悲壮な決意、でも今の現実を100%引き受けた
決意だと理解しました。



私共は、全然別の理由からですが、店舗運営からかなり
以前に撤退しました。


宅配という、こちらから伺う方法に切り替えてもう何年
でしょう。今回はそれが幸いしたかも知れません。



彼はまだ50歳を過ぎたばかり、これを人生の転機として
欲しいとエールを送りました。


私が今の会社を創業したのが50歳の時、何と無謀なと
言われ続けました、でも、今振り返る川の流れは、やっと
少し優しくなったと



彼は今、怒涛の流れの中にいると、そういう時は必死で
舵を切り続けることですね、それしかないのです。


頑張って欲しい、そう祈り続けて居ます。