水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

似て居るなあ

応じない病院を公表するかと、ニュースしていた。


応じないとは、コロナ患者を受け入れないということ
だろう。日本全国には160万床ベッドがあるとのこと
これが全部稼働すれば医療崩壊は起きない


全部でなくても半分でも全然大丈夫だろう



2011年のあの日から何日か過ぎた頃、ある市会議員
から電話が入った。


被災者の洗濯を受けてくれないか、でした。


等々力競技場の体育館が、被災者の避難場所となり、
急なことで、洗濯機もまだだったのです。


私は引き受けました、しかし直ぐに後悔しました、通常の仕事が
止まってしまったからです。でも、引き受けたのですから
断れません、それからたかが二週間くらいでしたが
皆さんの洗濯を続けたのでした。


約50組のご家族、私共のパートは全員女性ですので、どうか
ご安心して、全部お出しくださいと、一家族ずつご挨拶も
しました。


45リットルの袋に満杯の洗濯物が、車に乗りきれない程
集まり始めました。


勿論、ボランティアです、新しい洗濯機が入るまでの期間
それは続きました。


収入はゼロ、それは苦行と成りました。


長々と書いてすみません、他のクリーニング工場はどうしたのか
と考える余裕も無かったのです、でも、時が過ぎそんな情報も
入り始めました。


断っていたのです、完全ボランティアはやれないと・・・・、
私は改めて、自分の人の好さに呆れました。ただでさえ苦境の
会社です、でも、引き受けた私でした。



似て居るなあって思ったのです、医療崩壊寸前の陰で起きている
こと、そこにはコロナは引き受けないという方針があると


命より利益なのか、いや、今の患者達を尊重したいからと、
それぞれの理由があるでしょう。


でもここは門戸を解放して欲しい、そう強く願いました。


そして国は、引き受けた病院には全責任を持って欲しい、と


ただの洗濯ではないのですから・・・・、