水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

解放と没入と  水彩画

NHK、短歌紹介の番組、凄く清楚な感じの知花くららさん、
ご自分の短歌を披露されていた、


ちょっと糠漬けを漬ける為に後ろを向いていた私、
ふと振り返ると、そのくららさんが
踊っている!!


なぬ?・・・、それもフラメンコだ、きりっとした顔を何処かに向けて
足先が床をたたく、叩きながら上半身が舞う
周る、腕をクルクルさせながら回る


舞が終わり、くららさんが顔を隠していた、両手の指を広げながら
目の前にヒラヒラさせながら隠すその仕草は、一つの色っぽさ


照れ隠しには違いない、そして一言、


私はこのフラメンコを舞う時、解放されるんですと、
心が解放され、身体も自由になり、いつもの自分
ではない自分と向き合っているんです、と


それを語る清楚なくららさん、汗もかき、手のひらで風を送りながら
恥ずかしそうなその姿に私は、


そうか、解放なんだと思った、自分に必要なこと、
雁字搦めの自分に必要なもの


それは解放なんだと、妙に嬉しかったのです、何か大事なことを見つけた
少年のように


☆以前に描いたもの、打ち寄せる波、水は自在、解放の見本だろう



50歳で会社を創業させて25年、苦しい苦しい年月でした、身体を縮めて縮めて
ダンゴ虫のように生きて来たよう


そんな中で思い出したように絵を描き始めたのは
一つの没入で有ったに違いない、


そして、この没入する世界にどれくらい助けられて来ただろうか


でもそれは解放は無いかも知れない、それとも没入は解放なのかと
問答を繰り返す


額の汗をぬぐいながら、元の清楚な姿と笑顔なくららさんを観ながら
ちょっと思った


没入と解放、もしかしたら同じことなのかも知れないと



会社は間もなく、合併の道に進む、
そこで新たに、若者達が没入と解放を重ねる


空間になれれば何よりだと、


願う(^_-)