分け入っても分け入っても 青い山
これまで何度か登場していただいた、山頭火の言葉(拝句)です。
会社を創業して今年で19年、たった一回黒字を出した会社ですが、それ以外はずーっと赤字です。
よくもまあ続けて来たなと、多分銀行も呆れているでしょう。そしてリスケ(返済の猶予)を開始してもう5年、そして私も70歳、免許をお返しするような年齢です。こんな状況の立場の人間は、風を読んで生きて行かねば成らないと、何度も言い聞かせて来ました。
銀行も私が、参りました、そろそろ廃業させて下さいと申請すれば、最悪は逃れられるのかも知れません、などと思っていたら、身体の方が立派な病となってしまいました。
ですから、銀行の担当者がもしこのブログを見ていたら、告発も有りますね。あそこはもう本当に駄目だと、債権回収に入りましょうと、賢明な提案をするのかも知れません。
しかし、青い山は、もしかしたら赤い山、もしくは金色の山に変化を始めたのかも知れません。
病が発見されたのが、平成28年5月です、その時に後2年ですと言われてギャフンとした、翌年3月の決算が、何と二回目の黒字となったのでした。
これを皮肉というのか、神様からのプレゼントと言うのか、それは私の受取り方次第でしょう。
そして今年の決算(平成29年4月~30年3月)は、かなりの黒字が出ると思います、今度はどうやって税金を払わないようにするかと、これまで考えなかったことを考えねば成りません。
何でかなあ、何かを女神様が喜んだのか、あまりにもパートさん達が一生懸命なので、それを喜んだのか、分かりません。
命と引き換えなんて言葉が有ります、でもそんな言葉をつぶやいたら友人が、お前のことなんかどうでも良いんだよ、と。
会社で一生懸命働いている人達が大事なんだよと、目の覚めるような言葉を吐いてくれたのです。
19年間
分け入っても分け入っても 青い山
の、多分、本当の意味を知らずに私は、この拝句を心の中に響かせて居ました。
青い山とは、死に場所のことですね。しかし、決して死に場所を探して、山を分け入って歩いているのではないですね。死ぬ覚悟を持ちながら、誰も歩いたことない山道を拓いて進みなさいという意味なんだと、今は解釈するのです。
失礼しました。
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