水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

勉強は東大に任せておけば良いんだ!!

数と喧嘩だったら誰にも負けない!!


これ、どなたの言葉とお思いですか、多分想像通りでしょう。今を騒がせている、相撲部出身のリーダーの言葉です。私、この言葉を読み、結構笑ってしまいました、品位もここまで無くなると笑いが出ます。



そして、これを読みながら思い出したのは、亡き義父の話でした。


戦争の話です。


義父とは、紀州の田舎にいく度に、お酒を交わし、その内に無口な義父からは戦争の話が始まるのです。テープレコーダのように何度も聞いた内容でしたが、一つ強烈に覚えているのが「古参兵」の話でした。


☆満鉄です、満州は寒かった!!、義父の口癖でした。一升瓶が友だったと(笑)



義父は満州に行ったのでした、義父は軍曹という立場だったそうです。鬼軍曹とも言われたらしいのですが、詳細は分かりません。喧嘩の仲裁役が多かったと記憶を時折戻して居ましたね。


一番質が悪いのは「古参兵」だったなあ、古いというだけで階級は2等兵か一等兵、趣味は新人をいじめること、だけだったな。なぐる蹴る、大した理由はないのだが、とにかく運動替わりだった。


質が悪いんだ、内地で何をしていたのかは分からないが、ろくなことはして居なかっただろう、フラストレーションを戦地で晴らしていたんだろう、どうしようもない連中だった。



義父は言っていました、この「質」は直らないんだよ、三つ子の魂100までもなどと言うが、これは生まれ変わっても難しいのかも知れない。この質の悪いのが何かのレールに乗ってしまって、今の世の中で偉くなってしまったら、これは社会問題だな。



こんな話を繰り返しした記憶が有ります、勿論、そんな古参兵ばかりでは無かったとも言って居ました。


人の質は直らない、何か分かるような気がした義父との思い出です。



ボクシングも相撲のリーダーも、私達団塊の世代より少し上の人達です。昭和15年以降くらいでしょうか、戦争に突入した日本の下に生まれた彼ら、疎開をしたりと貧しさのどん底で有ったことは確かと思います。


失礼しました。