水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

中小企業再生法 申請に向かって

世間では全く話題にもならない法律が、小さな会社達を守ろうとしている、それは高い高い敷居なのだが、この法律を利用して、会社の再生を目指そうと思って居ます。


その申請書類を、この令和の10連休(実際は昨年のカレンダー通り)に、作成して居ます。


この法律は2016年に施行されたもので、中小企業庁のホームページを覗いていただければ掲載されて居ます。



私共は、2012年頃から、銀行債務を返済出来なく成りました。


売上は下がり続けて、給与支給も滞り始めた会社、その前より、設備投資に銀行から借り、お店をオープンするのに同じように借金、給与資金繰りの為に、お金を借りるとか、この頃から火の車となって来たのです。


私は銀行に、リスケ(債務の返済を当面の間、利息だけとする)を申し込みました、それが案外素直に受け入れられたのは、その頃の中小零細企業の80%以上は赤字という実態を反映させたものだろうと感じました。


私共の業界、平成4年の全国売上は8160億円、それが平成30年には3420億円まで落ち込みました、二分の一以下になったのです。だから、売り上げが下がるのも当たり前!!とも言えますが、これでは生き残れません。


新しい市場へ、ブルーオーシャンへ舵を取らねば成らないのですが、それは簡単なことでは有りませんでした。



今、銀行提出用の書類を書きながら、何故、私共が、あの最悪の危機を乗り越えて来られたのか、考え続けながら、時に、涙を溢れさせながら、パソコンに向かって居ます。


そうだなあ、それはやはり「人」だなあと、関わる人々(パートさん、仲間達、取引先)の姿勢の素晴らしさなんだと、改めて思うのです。


私共の債務は数千万円、その返済をこの法律は、お餅のように長く引き伸ばしてくれる内のです。そのまま返していると、月の返済額は50万円を軽く越えるのですが、それを15年に伸ばせるのです。


そうすると、月の返済額は、三分の一まで減ります。


結構凄い法律なんです、でも、それを認めさせるような、会社の将来性を綴ることが出来るのか、それに今、頭を悩ませております。


正常債権会社と成れれば、銀行は、こちらを向いてくれます。必要な時には「真水」を投入してくれる訳です。


そして一番の難関が、会社を受け継ぐ後継者の存在です。それが居ないと、15年のローンには耐えきれません。私の歳を考えると、この後継者は必至です。



このような制度、頑張って将来が見えそうな会社には、手を差し伸べますよという法律があること、皆さん知りませんよね、日本は良い国です。


今日を含めてあと二日で、申請書を書き上げます、私、絵を描いている場合ではないのです(笑)