水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

幸せな人だけが 不幸になれる

当たり前のような、しかし示唆深い言葉だなあって


一時期山の天辺まで登り、頂上の景色を味わった
人が感じる幸せ


後は、下るしかないのだろうか



若い頃に、長長持てた知人がいた、
周りの私を含む仲間達は、羨ましくも思った


彼はいすず117クーペ(知らないですよね)を乗り回し
毎日違う女性を助手席に乗せていた。


しばらくしたら、その車を売ったと風の噂で、
どうしたんだろうと、でも、誰も彼には近づかなかった


ある時、仲間の一人がポツリと言った、
毎日同じ女性を乗せたいよねと。



彼は自分の容姿の良さを売りに、幸せの絶頂にいたのだろう、
だから、逆にその後は辛かったかなと思う。


何か自分の周りに良いと思われることが起きたら
まてよ待てよと思い、


何か悪いと感じることが起きたら、心から反省する


こんな人生で有れば、山の頂上で有頂天になることも
無いのだろう。



藤木たかしさんが亡くなったとニュースを聞き、
117クーペの知人を思い出したのでした。


6畳一間の部屋で、そっと亡くなった藤木さん、一斉を風靡したであろう藤木さん
その本当はわからないのだが


117クーペの彼は今、どうしているだろうと、変わりやすい
秋の空を見ながら思ったのです。


そしてふと、浮かんで来た言葉、


幸せな人だけが不幸になれる・・・と