水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

ビールの苦さと朋と 秋の夕

ビール、誰が考えた飲み物なのか


テレビでは、美味い!!と盛んに宣伝している


ビールは美味いのか、多分それは違うだろう
ただの、苦い水に過ぎないのだから



この、美味い!!にそそられて、これが美味いんだと
思い込もうとする輩


☆美味そうではありますね(笑)



しかしなあって思う


そのただ苦いだけの水を飲みたくなるのだから
物凄く喉が渇いた時、水を飲んでは勿体ないとばかり
ここはビールでうるおしたいって(笑)


何故か思うのです。


これを、のど越しというらしい
のどを通る時の美味しさとでも言うのだろうか


のど越し、最高だよねって



今、付きあっている友達は、ほんの少ししか居ない
それこそ、50年以上の付きあい


その50年以上に、何人の人達が袖を擦りあって
来ただろうか、おそらく何百人か、いや何千人かも
知れない


でも、その中から、相手がそう願ったのかこちらが
そう思ったのかは定かではないが、未だに腐れ縁
を続けている朋がいる。



ビールだなあと思った、最初からウマが合った奴らでは
無かったからだ。


苦い奴ら、何だこいつはと思うやつ、そんな奴ら
が今も周りをうろうろしている



私が重篤な病と分かった時そいつは、お前も人間だった
なと笑った。


でも後で、主人が泣いていたと、そっと風呂の中で
すすり泣いていたと夫人の言葉が届いた


泣かれたら、死ぬしかないかなんて冗談を言おうとしたら
う!!っと涙が溢れた



ビールは美味くはない、でも時折のどを通したくなる
不思議な水なんだ、と。


そんな朋達がふっと心をかすめた秋の夕でした。