水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

パートさんとの会話から

工場パートさんとの会話です。


私がいつものように、昔話を始めた。


私は話しながら、ほんのちょっと戸惑い気味な
パートさんの変化を感じたのです。


ああ、これは不味いな、きっとこの話以前にも
していたんだと思い、聞いたのです。


私      この話二度目かな~


パートさん  いえ、三度目です(笑)



何度も何度も同じ話をする世の親父達、そしてそれを
同じ人達が聞く、こんな残酷なことはない。



田舎の実家の義父、戦争軍人でした。


酒をよく飲む、また酒が入らないと、娘婿とは話しづらい
のだろう、盃を交わしながら私は思った。


そろそろあの話かなと


予想が当たると結構嬉しいのです、そしてそれを私は、
初めて聞いた話のように傾聴する。



でも今はそのことを良いこととも思って居ません、それは
私の過剰対応だからと思うからです。


相手がこうすると喜ぶ、だからそうする、いつの間にか
それが判断の基準となり、過剰に気づかないのです。


そうやって過剰を繰り返していると、本当の自分は
隠れて行きました。



パートさんに三度目ですと言われ、そのパートさんの
生い立ちまで想像しました。


ちゃんと育って来た人だなって


義父の戦争の話は10回はオーバーですが、3回以上は
聞いたかな


お義父さん、その話5回目ですって、言えなかった~