水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

父と息子

また、父親が息子を殺してしまう事件が起きました。


父親は72歳、多分私と同級生です。


息子さんに厳しい人だったと、記事には書かれて居ました。


息子さんは、社会適応が限界となり家に戻って来た、
それが40歳を過ぎた頃だそうです。


そして引きこもりとなった、その頃から、両親に
対する暴力が始まったのです。


何度も何度も警察に相談をしたのですが警察は、
事件が起きないと動けないの一点張りだったそうで、


つまり、家族のことは家族で解決をと、分かったよう
なことを言われて来たのでしょう。



父と息子、これ実は他人ごとでは有りません。私の息子も
今年40歳になります。


社会適応が出来ない所も、同じです。


ただ違っているのは、父親の私が、いい加減な人間だった
ことでしょうか。


いい加減だったから息子はプレッシャーを感じなかったのかも
知れません。


彼は我が道を進みました、私はいつしか干渉しなく成りました、
でも心と心は、離すまいと寄せ続けました。



人間の尊厳、その己を尊厳を自らぶち壊し始めたら、人間失格の
レッテルを自らに貼り始めたら、人はどうなるのか。


この息子さんが見事に教えていると感じました。


以前には、かなりお偉い方の息子さんが、同じような運命と
成りました、本当に痛ましいことでした。



こんな運命を背折っているご家庭が、潜水艦のように沢山
沈んでいる、余りに深く沈んでいるので、いくら手を伸ばして
も見えないのです。


見え始めた時にはもう遅い、こんな社会的事件となって
顕在化する、これが今の現実なんですね。


あまり親父は立派でない方が良いのかもって、これ私の
言い訳ですが


失礼しました。