宿命を使命に変える
釣瓶の「巷の噂」という番組に
釣瓶師匠が感動したと、ある人物がリモートで登場した。
それはタクシーの運転手さん、釣瓶師匠が通勤?
で、呼んだタクシーの運転手さんだった。
その運転手さん、話を聞いて行くと、脳性まひを
患い、両足と右手(少し動く)が効かないとのこと
それを聞いた師匠は驚いた、え~大丈夫なの?って
そんなんでどうやって運転するんだと、そっちの
方の心配だった。
でもちゃんと二種免許を取得している彼は、あまり
効かない右手でハンドルを回し(何か器具がついている)
左手で、アクセルとブレーキを操作していた。
物凄く器用に運転される彼、そこに至るまでの話を
師匠は聞いたのです。
脳性まひ、それがどんなに過酷なことなのか、実は
話を聞いてもそれ以上は分からない
でも彼は免許を取り、それも手だけを駆使して、二種免許を
取得し、タクシー会社への就職も決めたのです。
脳性まひがどこに出るのか、それは人それぞれで、それが脳
そのものに出れば、もう思考も出来なくなる、でも自分の
場合は幸いに(幸いと言う彼)、両足の麻痺と右手で済んだ
と
そうして彼は、この表題の言葉を師匠に告げたのでした。
宿命を使命に変える、どんな過酷な状態でもきっと光は
あるんだと、100%駄目だということはないと
そして自分にそれを教えてくれたのが今の妻です、と
見事な運転で師匠は目的地まで案内された、その姿に感動
しない人が居るだろうかと師匠・・・、涙ものでした。
もう治らない病、それが宿命だろうと、でも残った手で
出来ることはあると、それが使命だと彼は言った。
こんな私でも、こんな仕事が出来ますよと伝えられる
使命
こんな喜びは有りません、今私は生きていると
それだけで幸せなんですと。
そんな感動を伝える師匠、一味違う方だと思いました。
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