水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

心の旅

夢を見た
自分が歌っている


あーだから今夜だけは 君を抱いていたい~
あー明日の今頃は 僕は汽車の中~


ここで目が覚めた 


そして笑った 汽車は古いねって(笑)


財津和夫さんの作詞作曲のこの歌、チューリップが歌っていたね
といってもこれは昭和の歌だった


汽車だもんね


でもこの汽車という響き、この響きだけで
それが悲しい旅だってわかるんだね


☆昔の絵です、水だって旅して居るんだね



思い出したよ


その頃のことを


あの人に逢いたい!!って、思った女(ひと)が出来た時
どうやったら逢えるんだと


どうやら、彼女は下落合に下宿しているって聞いたんだ


*下宿なんて、これも昭和だ!!


電話が有るらしいんだが、呼び出しらしいって(わかるかい、呼び出しって)


掛けたんだよ、そこに、10円玉を握りしめながらダイヤルを
回し、最後のダイヤルに掛かると止めてしまったっけ


緊張のトップ、手が震えていたんだ 心も震えていた


もう回しちゃえって、回したんだよ(何?、ダイヤルを回すって)
まあ、そういうことは後にしよう!!


出たんだよ、多分大家さんが・・・、


あの~、何子さんいらっしゃいますか(これ精一杯でした)


あんた誰!!(全然理解しないであろう、男の聲)


この、あんた誰!!の一言で、受話器を戻してしまったんだ


関所だったね、でも、何度も挑戦してやっと逢えたんだ
でも、そこにエネルギーを使いすぎたんだよ、あえなく
撃沈だった(-_-;)



そういう時代だったね、昭和って、何をするにも何手間も掛かる
時代、今ならスマホでポン!!だろう


でもなあ、こんな思い出が強烈に残っているのは、
この面倒な階段が有ったからだよね、初恋の女性に
逢う為に、どれほどの苦労をしたことか、って


これこそ、心の旅だったなあって


夢から覚めたら、思い出したこと、今は何もかもが懐かしいね(笑)