水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

ブラインドサッカー その凄さ そして味わい

オリンピックよりも、パラリンピックには行きたいと思って居ます、特に
ブラインドサッカーは何という競技だろうと、非常に興味を持ちました。


ラジオに河村選手が出演して居ました、有名な
ブラインドサッカーの選手です、私もつい最近知りました。


その河村選手の言葉が以下です。


見えていないと思わせないようなプレイをお見せしたい!!、と



目隠しをして走る、それがどれくらい怖いことか、私は
走ったことが有ります。10メートルも無理でした、
そこは野っぱらで何もないことは確認しているのに


いざ目隠しをすると、一歩も前に進めないんです、かろうじて
何歩か進む、それも何故か、両手を前に出しながら怯えながら進む
お前いったい何が怖いのかと、自分に聞きたいくらいでした。



ブラインドサッカーの動画、是非一度ご覧ください(もう観てるって、
失礼!!)、5人の目隠しをした選手同士が走り回ります。


唯一、頼りは、ボールの中に仕掛けられた鈴の音なのです。


チリンチリンと鳴る鈴の音に、ボールが何処にありどちらに向かおうと
しているのか分かるのです。


そしてシュートする、それはまるで、目が見えないとは思えない
ようなシュートなんです、ゴールキーパーは目が見えますが、
それを潜り抜けてボールはゴールへ飛び込みます。


私、車で配送業務もしています、ある場所でいつも逢う、白い杖の
ご婦人、お一人で歩道を歩かれて居ます。


慣れていらっしゃるとは思うのですが、器用に白杖の先を
操りながら、お見事としか言えないような歩きっぷり
です。



人は、何かが足らなくなると必死でそれを補うのです、そうやって
それこそ必死で生きて行く、その姿は美しいです。


その美しさがそのまま味わい、人生の味わいなんだと、
河村選手の言葉に何故かそう強く感じたのでした。