一日に二つ、自分が苦手なことをやりなさい、そうすれば「心の筋肉」は鍛えられる、心が竹のようにしなやかになるのです。

あの、サマセット・モームの言葉らしい、竹のようには私が付け加えたのですが(笑)・・・、

でもなあと思いました、心はこうやって鍛えられるものなのだろうかという、素朴な疑問です。

★サマセットモーム、その人です。

この日曜日にお客様に呼び出されて、うちのクリーニングがいかにいい加減かと、長時間お叱りを受けました。

これは、お客様のストレスのパンチだなと、そのストレートパンチ、フックパンチを受け続けながら思いました。

心の筋肉を鍛えるなんて、今の俺には無理だ、と。

そうやって一時間余り、やっと解放された私ですが、もしこのようなパンチを心が受け続けたら、病むだろうなと折れ掛かった心に手を当てました。心は鍛えられる前に、病んでしまう、そう思いました（俺だけかな）。

それ以来、調子が良くないです。

今日もこのお客様に伺います、買ったばかりのスカートのシミを何とか取り除き、それを納品に・・・、大丈夫かなあと、この時点で私の心は萎れていますね。

心の筋肉を鍛える方法がもし有るとすれば、このような努力ではなく、大自然に浸り、その恩恵を感じて、全てに感謝していく、そのような癒しだろうと思うのです。

もし、嫌なことを一日二回、心が前向きにトライ出来る人がいたなら、サマセット。モームの言葉が生きて来るのでしょう。

それほど俺は強くない、嫌なことは嫌だな、でも仕事では仕方がないな、と。

ああ今日も、後ろ向き、後ろ向き、失礼しました。