水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

私に取っての平成とは

それは私を、動物から人間に近づけた時代、そう思って居ます。


そういう意味では、平成に感謝したいのです。




やっと人間らしく成れたかと最も感じたのは、やはり「病」です。


その前には、会社倒産、裁判、債権者からのひっきりなしの電話攻勢、それらの一つ一つが、私を育てたのかと思っております。



何故、病が私を育てたと思ったのか、それは・・・・・、


病に、お尻を決められたからだと思います。


もし、明日一日の命だと言われたらどうでしょうか、それが私なら、明日までの時間にどれくらい人に優しく接せられるかと思うのではないかと。


後二日なら、後三日ならと思うと、それは余り変わらないと思います。



平成の始め、バブルに踊り、人を人とも思わなかった私、まさに動物的な本能だけで生きていた私でした。


もしあの平成6年頃に、あのリーマンショックと大蔵省による総量規制が無かったら私はどうなって居たか、想像も出来ません。



駄目ですねえ、私のような人間は、荒療治が行われなければ、全く己を律することは出来ないのでした、情けなや、情けなや、です。


バブル崩壊に感謝し、会社倒産に感謝し、創業した会社の赤字に感謝し、あげくの果ての病に感謝する、それが私の平成、それが私の30年と4ケ月だったと思います。



天皇陛下と皇后陛下のお姿を今日は一日、ずーっと追いかけて居ました、それは最も私とは遠い世界におられる「人格」、人間として最も美しい姿です。


本当にありがとうございました、ほんの少しでも、ゆったりされて下さいと、祈る私がおりました。