水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

パートさんの嬉しい悲鳴

クリーニングシーズンに入り、ネット宅配クリーニング(全国から宅急便で集荷)の、お布団が増えて来ました。


昨年は、500点程、お布団を預かりました。


お布団担当のパートさんは、僅か二名でです。


お布団が届くと、それを開封して一枚一枚チェックを行います。シミの具合、汚れの具合そして解れが無いか等々チェックして、表側の生地と、内容物(羽毛、シルク、羊毛、ナイロン等々)により、クリーニング方法を決めます。


お布団は、相当量の汗が含まれています、ですから出来れば「水洗い」が好ましいのですが、中には出来ないお布団も有ります。それらを見極めながら彼女らは洗いに指示を出します。


★この写真はネットからお借りしたものです、文内のものとは違います。



昨年に預かったお布団は約500点、保管付ですから、最終お届けは11月も終わり頃でした。そしてそこからちょっと不安がよぎります、パートさんの顔にそれが現れるのです、それは・・・・・、クレーム・返品の電話が入らないかという不安です。


自信を持ってお返しした布団達が、無事に返却されて、暖かい夜を過ごされているだろうか、変な匂いが出ていないだろうかと、自信はあるのですが、不安もよぎるのです。


返品ゼロ、クレームゼロ、それが判断出来るのは、冬布団を使い始めたであろう12月を無事に過ぎた辺りなのです。


昨年末、今年もクレーム・返品ゼロでした、ありがとうございましたと、二人のパートさんにお礼を伝えました。



そのパートさんが、突然叫び声を上げました、あ~~っと、このお布団覚えて居ますよ、去年私が仕訳をしたお布団です!!、


そして・・・、ああ~今年も出してくれたんだ、嬉しい!!って


このお布団で、寒い冬を越して来たんだろうなあと、そんな想像をされたのかと私は感じました。



こんな考えをするパートさんが居る、何と素晴らしいのだろうと、私は胸がジーンとしました。


プライドを持った仕事をしている彼女達、とかくクリーニングという仕事はなかなかプライドを持てない仕事と言われます。でも、それも考え方、受け取り方、生き方の問題なんだとつくづく感じさせられました。


お陰様で、物凄いリピート率となって来ました。出来上がったお布団を開封した時の、新しい新鮮な匂いを、もう一度と思われるのか、梱包したパートさん達の魂が宿っていることを感じるのか、お客様のお気持ちはわかるはずも有りませんが、この沢山のリピートの事実が、お客様から「ありがとう」と言葉をいただけているようで、感動しております。


パートさん、ありがとう!!