水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

心の鈴が鳴る 本当の自分との邂逅

何人かの、親しい友人には、自分の病の状況を説明して居ます。


でも、その度に思うことがあります、何で説明しているんだろうって。


意味ないよな、そして、説明された方もどう、リアクションしたら良いのか分からないだろうな、と。


.それはとても不自由なことだろうと。


その時いつも思います、自分はそれを話すことで、何を得ようとしているのだろう、ただ友人の反応を試しているだけでは無いのかって。


★かなり以前の絵です、何処を描いたは忘れて居ます(笑)



でも、有る時、私の気持ちを聞いてくれたんだと、思えたことが有りました。


それは、私が尊敬してやまない先輩でした。



私はその先輩に、病のことを話しながら実はと、今は私の背負っている会社を、水平飛行出来るまで立て直したいと、今の命の続く間に、それを実現させたいんですと、私の気持ちを吐露しました。


そうしたら・・・、


〇〇さん、今はその一点に集中しているんだね、と、ニコッと笑って、言われました。


たったそれだけでした、でも私は何故か、自分の気持ちを初めて聞いて貰えたと感じたのでした。



普通、重篤な病と分かり、それを話すこともためらい、でもやっと話をした時に、人はどう反応してくれるのかは、本当に様々です。


で、その多くは、どうにか病は回復しないのかと、なによりも生命を長らえることを重要視してくれます、そしてそれは非常に大事な着眼点と思います。


私が本当に思っていること、それはもしかしたら命を長らえたいと心底願っている、そういうことも有ると思います。



でもそれだけではない、それよりも何よりも自分が願っていることがあるだろうと、でもそれは案外自分では気づいていないのかも知れないと。


私は先輩がニコッと笑われた時、何か大事な部分に、触れられたと感じたのでした。


そしてそれは、自分の心の中の何処かにある「鈴」が鳴ったような感じだったのです。


心が喜んだ、そう感じたのです。


自分が自分の本当に出会えている。自分でも気づいて居なかったその本当の心が、鈴を鳴らして、自分に知らせてくれているのだ、と。



人って、そんなものだよなって、一生、もしかしたら気づけないことそれが、自分の本当の心かも知れません。



以前にも書きました、人生の最大の課題は、もう一人の自分との邂逅なのかも知れません。