水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

自分を客観視したことが有りますか?

自分を客観視する、なかなか出来ないことと思います。


毎日毎日見慣れた自分の顔、体つき、歩き方、等々、それは毎日見ている自分の姿なのですが、それは多分、見慣れた自分なのかと思います。


それは違和感のない自分、見慣れた自分、でも、決して客観視は出来ていません。



しばらくしばらく前のことです、私ははつらつとした青年、でした(笑)


自分では内心、そう思っていたのです、今日のファッションはどうだ!!と、決まったと思っている時は妙にウキウキしていた・・・・、


ごくごく普通の青年だったと思います、あの時のあの出会いが無ければ、ですが。




あれは玉川高島屋ショッピングセンターでした。


何を買いに行ったのか、そういう目的は忘れて居ます。ただ子供を連れて、おもちゃ売り場に行き、子供達を遊ばし、その間に私は抜け出したのです。


おもちゃ売り場ではなく、ゴルフコーナーに行きたかったのでした。


その途中のことです、かなり前の方から、変な親父がこちらに向かって来ました。変なというのは、何かヨネヨネしているのです。


お釜か!こいつはと、内心思ったのです。


そう、その距離が10メートルくらいになった時でしょうか、私はハッと思ったのです。


何だか変だなと、前から歩いてくるお釜風の彼には何処かで逢ったことがあるなあって


そして、愕然としました。何と、正面は大きな「鏡」だったのです。



大きな鏡に映っていたお釜風の青年、ヨネヨネしていたその人は、私だったのでした。


何だかなあ、本当の自分の姿を見せられた私は、この事実を認めたくはありませんでした。


これが俺か!!、本当に俺か!!と、鏡の前で唸って居ました。



そうかそうなんだ、やっと自分は、自分の姿を他人の目で見たのだと。


等身大の自分という言葉、少なくとも、見てくれの等身大はこの時に石膏像のように我が心で塊りました。



姿・形でこの様だものな、いったい自分の心を伴った自分自身を客観視なんて出来るのかなと、時に良い人を演じているだろうこの私は、どんなに醜い心の落ち主なのかと、少しぞっとしたのです。


見たくないですねえ、本当の私を、でも、重篤な病はそんなことも吹き飛ばします、それは後日に。