逃げるな、倍返しをくらうぞ
☆お釈迦様の言葉から
お釈迦様は、自殺を試みようとした女性に、こんなたとえ話をされました。
「あるところに、毎日、荷物を満載した重たい車を引かねばならぬ牛がいた。牛は考えた。『なぜオレは、毎日こんなに苦しまねばならぬのだろう。』『そうだ、オレを苦しませている、この車さえなければ。』
そこで牛は猛スピードで突っ走り、大きな石に勢いよく車を打ち当てた。すると車は、木っ端みじんに壊れてしまった。『これでやっと、苦しみから解放される』と、牛は安堵した。
ところが、こんな乱暴な牛はまた車を壊すだろう、と飼主はこれまでの何百倍も重い、絶対に壊せない鋼鉄製の車を造ってきた。牛は、これまでとは比較にならない苦しみから、逃れられなくなってしまった。」
この牛が壊した車とは、自分の肉体のことですね。
こんなこと、有るなあって、自分の昔を思いだしていた。
逃げたくて、この現実から逃げられるのなら、何処でもよいと思った
昔、それは何のことはない、学びにも打ち込めず、友達も出来ない、
何処にも居場所が見つからない、私の姿だった。
親父はそんな私を気遣ってくれた、それは嬉しかったのだが・・・、
お前、何処でも良いと言ったな、本当か?
本当ですと、私。
しばらくして親父から、一枚の地図と、そこへ赴く日にちを書いたメモ
を渡された。
頑張ってこいと、ただ一言、言葉が添えられていた。
でもそこが、このお釈迦様の言葉を実現することになろうとは
露知らずの私でした。
続く・・・・、
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