水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

番外編

自分勝手な、逃げると倍返しを食らうぞ!!なんてテーマで書いて来ました。


これは、私が東京から逃げた場所(職場)の話です。


逃げたからこんな酷い職場に放り込まれたんだと、
でもそれは正しい見方とは、思います。



物語はかなりはしょりました、この学園の厨房で体験したことは
言葉では語れないことばかりです。良く、逃げ出さなかったもの
だと、今思い出しても、身震いもします。


朝もやの中、食堂に出勤する時、突然暗がりから仲間が襲ってきた
ことが有りました、大変頭の良い人なのですが、良すぎたせいか、
精神病院に入っていて、出て来られた人でした。


そしてその人が、炊飯に配属されて、妙に私のことを気に入ってし
まったのです。私は、本能的にこれは危ないと思いました、目をみ
たとき、その目が飛んでいたからです。


暗がりから彼は私を襲いました、でも、後ろから一緒に出勤してき
た仲間に助けられました。私はヘッドロックをされてそのままでは
首は折れていたと思います。


彼は私を気にいったでも、私は彼の期待には応えなかったから多分
それを恨んだのでしょう、彼は再び病院に戻りました。


こんなことがいつも起こっていた訳では有りませんが、この食堂の
厨房は、もうお分かりのように、社会からはじき出された者達の巣
窟だったのです。


そのどうしようもない職場に赴任してきた上司、それはただ者では
無かったのです。もとアマチュア相撲の選手でした、ですから、腕
っぷしも半端では有りませんでした、そして愛の人でも有ったので
す。



何故、番外編としたか・・・・、


それは、逃げた方が良いこともあると、書きたかったからです。


逃げなかったら、4倍返しだぞ!!と、そんなこともあるでしょう。



今立っている土台の上で精いっぱいやりなさい、その向こうに君達
の未来はあるのだからと、この上司の言葉は、50年前にはそうだ
ったかも知れません。


私はたまたまこのような至誠の人に巡り合ったから、このような思い出
を書いて居ます。だけど、このようなことは例外的なのかとも思ってい
ます。



何か記事が偏ってはいけないと思い、番外編としました。


人生はこんなはちゃめちゃなことが無い方が良いに決まっています。