水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

それぞれの決断 迫りくるもの

埼玉県与野市に有るバラ園、毎年
何十万という人が集まるという。


バラが3千株、それらが今まさに
開こうとしていると聞いた。


★与野バラ園、満開時の写真です。



でも、その蕾まで育ったバラを、バラ園の
人々が総出で涙を堪えながらその蕾たちを
切り落としたのでした。


バラが咲いて居れば、どうしても人が押し寄せて
きてしまう、だったら、花を落としてしまおうと


今蕾の状態で落とせば、来年はもっともっと
咲くだろうとの言葉は、一層悲しく聞こえました



観光を中心とする、観光で利益を得ている、いや
観光こそ食い扶持の街や村が、こんな決断をして
いるのですね。


それくらい良いだろう、それが何になるんだと
のんびりと構えている人達は多いでしょう。


でも、独りよがりではなく、真に人の為に生きる
とはこのようなことなんだと、教えられました。



さて、背骨を圧迫骨折してから通っている整形外科
私は、バスで通っているのですが。


その整形外科の駐車場に、何人ものご老人が
自ら運転して通ってきています。


整形外科に通うご老人、多くは足が良くないのです
足が良くないので歩いては来られない、そんなこと
もあるのでしょう。


その老人達が、運転席を降りるとき、足が出る前に
杖を出して、それに支えられながら車を降りるのを
間近に見た時、ぞっとしたのです。


運転して来たんだと、マジか~!!と、私は思わず
ご同輩を見つめました。私の目線に気づいたのか、
ちょっと気まずいお顔をされながら、整形の門を
潜られたのでした。



思い出します、あの池袋の大事故を、上級国民と言われ
て非難された彼、足があまり自由ではない状況で運転を
していたのでした。


その予備軍が、わんさと居る、数えきれない程いるんだ
と、実感しました。



どんな困難な状況の下でも、俺は別だと、自分勝手を
やめない人達、でも一方で、咲きかけたバラに謝りなが
ら切り落とした人達の心



臨時ニュースが入りました、岡江久美子さんが亡くなった
と・・・、


別に知り合いではないのですが、何ともいたたまれなく
成りました、失礼しました。