水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

人生とは何だろう

人生がこんなに苦しいものだと知っていたら、誰が
望んで産まれて来るだろうか


よく、スピリチュアル系の人にこう言われる


あなたがご両親を選んだのよって、
この両親のもとに生れたいと、天の世界で希望したと


それが実はとんでもない両親で、でもわざわざ
選んだのだと



私が生れた頃は、そんな病名は無かったのですが、
かなり酷い、アトピー性皮膚炎でした、今は年齢の
せいかかなり治って居ますが


息子は見事にそれを受け継いだようで、毎日、
全身に薬をぬって居ます。


それ以外にも、息子は沢山のマイナスを背負って
生きて居ます。


その多くが、私からの遺伝かと心は苦しいのです。


対人関係が難しい、このことも私からのものと
感じて居ます。



これはリアルなこと、現実の日々のことです。


生きている限り、続いて行く人生のことです。



そう思いながら、世間を見渡すと、とんでもない
どん底に暮らす人生を垣間見ます。


何も人生とは、その苦しさを比べるゲームでは無いでしょう。


でも、その苦しみ悲しみの向こうに、人生の意味が
あるとするなら、まんざらでも無いのかも知れませんが・・・・、



渋柿の 渋がそのまま 甘さかな


こんな句が、頭をよぎります。


甘さを知った喜びが、この句には偲んでいると感じます。


甘い!!、そのことは甘露という言葉で現されているように
まさにそれは、カンロカンロ!!なのです。



きっと、この苦しみの向こうに、目指す人生は有るんだと
渋だらけの世界のまま、お日様を浴び続ければ、本当の
甘さが分かるのだからと


今、目の前で薬を塗り続けている息子の背中を観ながら
思ったのです。


今日は彼の誕生日、40年前の今日、産まれたのです、
私はその時の嬉しさを、今でも昨日のように覚えています。



人生とは何だろう、それはそれぞれの山を登る山人には
違いない、どうか、登り続けて欲しいと彼の背中に、
エールを送りました。