水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

バスにて

病院定期健診の帰りに、久しぶりにバスに乗りました。


運転手さん、なかなか愛想のよい方で、また、私のような年寄りがステップをトロリトロリと上がっていても、大丈夫ですかあと、笑顔で対応されて居ました。


良い運転手さんだなあと、このような対応多分マニュアルではないよなと一人感じて居ました。




ある停留所で、小学生とおぼしき少年が乗って来ました。


そしてその少年が、5つ目の停留所でおりたのですが、その時大きな声で運転手さんに向かい


「ありがとうございました」と、透き通るような声でお礼を伝えたのです。



私は驚きました、これも小学校で教えていることなのかと、でもなあ、あの声は心からの響きがあったものな、と。


それを聞きながら運転手さんは、後ろを向くわけには行かないのでしょう、手を小さく上げて、大きなバックミラーに、笑顔を向けて居ました。


この運転手さんだから、挨拶をしたのか、どの運転手さんでも、ありがとうございました!!と言うのか(多分後者だと思う)、私は久しぶりに心の中に爽やかな風が吹き抜けるのを感じたのです。


まだまだ世の中捨てたもんじゃないなと、変なSNSのニュースが流れ続ける中で、こんな爽やかな風を送ってくれる少年がいたことに、妙に嬉しくなった病院帰りでした。


失礼しました。