水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

たまには仕事

今日は、ブランドバッグのクリーニングを紹介しましょう。


今回お客様は、バッグの持ち手を綺麗にしたいとのご希望でした。


持ち手以外にも、かなり汚れていましたが(生地はキャンバスです)、特に持ち手は、この状態でした。手の垢と脂、そして埃が混合して、変色に近づいて居ました。


この場合も、汚れは順番に取り除いて行きます。順番とは・・・、


汚れは一番上に、脂が来ます。先ず、その脂を、油性シミヌキ剤で落します。その次には水溶性の汚れが鎮座して居ます。


それはタンパク質を含んだ水溶性の汚れで、この場合は、家庭用の食器用洗剤を使用しました。


シミの最後に残るのが、色素ですが、この持ち手はもともとアイボリー色なので、色素沈着は有りませんでした。もし、色素が残ったら、漂白をします。しかし漂白は下手には出来ません、真っ白になってしまう場合が多いからです。



いかがでしょう、持ち手、綺麗に成りました)^o^(


お客様、喜ばれると思います。



バッグの全体像です、お客様に掲載ご許可はいただきました。


全体はウエットクリーニングをしました、しかし、革が使われていて多少色も出ます、それを気を付けながら、洗いました。


少し、新品に近づいたかなと思いました。