水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

人には見えない世界(置かれた場所で咲きなさい)

この写真は、会社入口の前のコンクリートの割れ目から芽を出した、草(名前は分かりません、タンポポかなあ)です。



そして、良くある景色ですね。


このこのコンクリート部分は、10メートル四方程あり、このような草が生えているのは、この一か所です。


私は思いました、良くここにたどり着いたなと、地下は全部君のものだと、
いくら根を張っても自由自在だと。


君は一見、そこから動けないようだけど、そんなことはないよね、地下の大きな空間で、のびのびと動き放題だもの、と。



以下は、有名な言葉です、賛否両論も聞きます。この草を見ながら、私はこの言葉を思い起こしました。


置かれた場所で咲きなさい


皆様はノートルダム清心女子大学の学長をされていた渡辺和子さんをご存知でしょうか。


先日書店の店頭にベストセラーになった随筆集「置かれた場所で咲きなさい」2012年出版を見かけました。その中の一部を紹介させていただきます。


渡辺さんは36歳の若さで、縁もゆかりもなかった岡山の地でノートルダム清心女子大学の学長になったそうです。


その時の先輩シスターからの風当たりは想像以上で、嫉妬やねたみによる無視や不理解が続きました。つらい毎日に大学を去ろうとしていた渡辺さんが、ミサに参加した際に、神父からある詩を渡されました。


そこには、


「置かれた所で咲きなさい。
 置かれた環境で咲くという事は、
 仕方がないとあきらめることではない。
 自分が笑顔で幸せに生き
周囲の人を幸せにすることによって
神があなたをここに植えたことが
間違えではなかったと証明するのです。」


と書かれていました。


シスター達の嫌がらせが、どんなに陰湿なものか、それは想像以上だと思います、それを克服し得たきっかけが、この言葉だったのですね。



この言葉、最初は余り好きでは有りませんでしたが、自分の会社を再建する途中で、妙に心内にせまって来たのです。


この万年赤字会社は、お前が置かれた場なんだよ、これからお前に何が出来るのかが問われている場なんだ、そんな場があることを、幸せに思えねば、幸せの女神は絶対に微笑まないよ、と、


自問自答し続けたのです・・・・。


でも、神様、自分は重い病もあり~、なんて言い訳しようとする自分に、その内腹が立ち、そんなことも忘れよう(と言っても、病院は行きますが)、病を黄金のように大切そうに抱いていても、何にも成らないと心底思ったのです。


幸いまだ働ける(私の癌は、私の場合ですが、死ぬギリギリまで働くことが出来る病のようです、怠け者には打って付けの病かも知れません。しかしこれはあくまで私の場合です、私と同じような高リスク患者で、既に亡くなっている人は多くおります)


では、置かれた場所で精一杯進もうではないかと、誓ったのです。