水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

限りある命の素晴らしさ

私達の心は自由だろうか、不自由だろうか、問うているのは氷の表面ではなく、深く沈んでいる、奥底の心のことです。


自由も不自由も心次第、どうにでもなるだろうとお思いだろうか。



こんなことを知りました、それは・・・、


私のような癌患者(末期)は、異口同音に言います。


もっと生きたい!!と、少しでも長命をと、あらゆる治療を探し回り、延命や寛解を願うのです。


これはもっと生きて居たい!!と、希求する心に違い有りません。


でも思います、私も同じような気持ちなのですが、このもっと生きて居たい!!だけに囚われると、深く沈んでいる奥底の心まで「不自由」になるのです。



ブログのお仲間が、銀河鉄道999の記事を載せられました、その中に、あの有名な言葉が有りました。




主演の星野鉄郎が、永遠に生きられ


る「機械の身体」をタダで貰えるからと


銀河を旅行し、得たものは「機械の身体」


ではなく「限りあるいのちの素晴らしさ」だった、と。



もっともっと生きたい!!、生き長らえたい、お金はいくらでも出すから「機械の身体」が欲しいんだと聞こえます。


命のお尻を切られたら、こう思うのも人間でしょう、私はこれを否定しません。



一方で思います、いつも思い続けます。


限りある命の素晴らしさ、をです。


何故か、良寛さんの辞世の句を思い出しました。



裏を見せ 表を見せて 散るもみじ



これは、老いさらばえた全身を神に委ねる、そんな意味なのでしょうか、私にはそんな風に聞こえました。


やっと魂の故郷に帰れる、やっと、と。