本当の人間関係
昔昔のことです、立教大学教授の早坂先生が主催する「人間関係トレーニング」という任意の集まりが、有りました。
私はその頃ある社会教育団体の青年部に参加していて、その青年部の仲間が、何人かこのトレーニングに参加したのです。
そこは、湘南海岸近くの合宿所、トレーニングに集まった人たちは、様々なジャンルからで、普通のサラリーマン、OL、経営者、主婦等々、まさに普通の人達です。
皆さん、早坂先生の「本当の人間関係」という言葉に、興味を持った人たちでした。
三泊四日の缶詰で、でも、そこで何をするのか誰にも分かりません。
以下、仲間に聞いた話のごく一部です、仲間たちは誰もが、個人の人格のようなものを打ちのめされて帰って来ました。
見ず知らずの人達が先ず、丸く並べられた椅子に座ります。丸くですから、必然的に向かい合うことになります。
それが一つのグループで、人数は7~8人、グループには一人のトレーナーと言われるリーダーが付きます。
そのトレーナーがおもむろに言います、さあ、始めて下さい!!と
何も知らされて居ないメンバー達、知らされているのは三泊四日ということだけです。
さあ、始めて下さいって、何を始めるのか、それさえ分からないのです。
30分40分、一時間と時は過ぎたのだそうです。
見ず知らずの他人同士、これこそ、袖擦りあうも他生の縁、なのかも知れませんが、
こんな苦しい時間は経験がなかったと、参加した仲間たちの感想です。
続く・・・・、
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