水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

物質の もろさ・はかなさ・情けなさ

今回の台風で、初めて越堤した多摩川(昔、狛江で決壊した歴史はあります)、
それも、二子玉川側と、川崎側と、両側共だった。


両側共、堤防を越えて来る「水塊」を少しも避けることは出来なかったのです。




どなたが考えたのか、不明なのがこの水五則です(ご存じの方にはすみません)


今回の台風は、この水五則の、1.2.3.に従っただけとも言えます。


そして、この水被害を洗い流すのも「水(五則の四)」なのですね。



私達は「物質」です、そして人間が築き上げてきた何もかもも「物質」です。


この物質達、この水の五則を一つも持ち合わせては居ません。


人間の創ってきた文明は、この水の前には、もろさと、はかなさ、情けなさで
一杯になります。



物質は不自由だと、その形を脅かされただけで、存在を失ってしまう
かも知れないです。




さて私達は、この肉体という物質を抱えて居なければ、何も守るものが無くなる
のでしょう。



そしていったい、水五則の五は、私達に何を教えているのだろうと。



私達人間の文明は、この水の前には、蚊程の抵抗も出来ないのだと思いました。