去り難しこの世界
もうあんなに死にたがっていた私が、今は
この世界が素晴らしく輝いて見える。
あと一日、もう一日と刻みながら生きる日々は
若く、健康な肉体には宿れない想いでしょう。
今朝も目が覚めた、外は雨だろうか、窓を開けて
朝の息吹が部屋中に流れ込む時、何と満ち足りるこ
とだろう。
ちょっと前までは、今朝も目が覚めてしまった、
またあの一日が始まる、またあの苦しさが始まる
と。
今は、その苦しみさえも愛おしいと、もう一人の
私が言う、その私がいつの日か私自身の全てを、
抱きしめ始めたのは何時のことだろう。
そして今思うのです、去り難しこの世界と
生意気を言わせて貰えば、よくこの想いまで
心が高まってくれたと、この去り難しと強く
思う気持ちが、
人生は素晴らしいとの想いを心に繋げ続ける
その想いのまま、この世を去りたいとは思わないだろうか
もし、人生に目的があるとするなら、こんな想いと
出逢うことなのだろう
そうさ、そうなのさ、これが意外な落とし穴に見えるかい?
★これは何度か掲載させて貰っている、ブログのお仲間の故郷の山々からです。
去り難しこの世界、それは必死に登り続けた山の頂上に
似て居るかも知れない、もうこれで良いと
でもちょっと向こうの彼方を見ると、素晴らしい
頂きがこちらを向いて微笑んでいるのさ
今度はあの頂に挑戦しようって、それが俺の
人生なんだって。
あのルイ・アームストロングはこんな言葉を残している。
僕たちの演奏しているものは人生だ!!
自分の演奏について説明が要るようなら、演奏などするべきではない、というルイ・アームストロングは、差別や貧困という黒人の厳しい現実に立ち向かいながら演奏を続けた。
彼は人生を奏でていたのだ。
去り難しこの世界、だからこそ去ることが出来る世界なんだと・・・・、
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