水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

真夏にふさわしい話 2

これは、兄の友人の話です。


その頃彼は、ある山の上に住んでいて、字名を天辺のおじちゃんと呼ばれて居ました。


その天辺のおじちゃん、よく地元の警察が訪ねて来るのです、多くは遭難の捜査協力依頼なんですが、何故警察がおじちゃんを?と思われるでしょう。


おじちゃんは、何故か分かるのです、その人が今どうしているかって。そして何度も山の途中で倒れている人を救って来たんだそうです。




天辺のおじちゃんは、霊感の塊のような人で、私にこんな話をしてくれました。


それが「霊水」です。


あの天理教の開祖は、インチキと訴えられて裁判となり、裁判長の前で、置かれたコップに水を溜めたと有ります(真実は分かりません)、無から有を生じたそのことは、陰で評判ともなりました。これが「霊水」と言われたのですね。


天辺のおじちゃん、寝ていると、おかっぱの少女が、枕元に立つんだそうです。そしてしばらくすると居なくなる、おじちゃんは一人暮らしで山の上、誰もいる訳がないんですがそういうことが度々起きるんですね。


そして少女が去った跡には、床に水が溜まっているんだそうで・・・、


それをおじちゃんは、霊水と呼んでいました。おしっこではないですよ、済んだ水なのです。それは、万能薬だそうです。



その時は流石のおじちゃんも、金縛り状態だそうで、おかっぱの少女が居るのは分かるのに、動けない。


起こる人には起こるんですね、この世と霊界の狭間で生きている人って、隠れセイコファンのように、あちこちに隠れているんだと思いました。


失礼しました。